なつかしの昭和おもひで歌謡曲

高校生は楡の木陰で弾み、中学生は先生に淡い思いを抱いた頃。そんな青春は長い坂を登るようで、たどりつける先はわからない・・・・なつかしい時代の歌を個人的体験に重ね合わせ、勝手(独断)に語ってます。

[ 2011-02 ]

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背のびして見る海峡を

銀座のクラブ「姫」のオーナーだった山口洋子は、直木賞作家でもある。
しかし、なんといっても有名なのは作詞家としてでしょう。
五木ひろし中条きよしを世に出した印象が強力だ。『よこはまたそがれ』、『うそ』、それに加えるなら野村真樹(現・野村将希)の『一度だけなら』等々、若手の演歌男性歌手のデビューを見事に成功させた。

男性に女心を歌わせる作品は古くからあるが山口洋子の場合、基本コンセプトに「ホスト化」というかヒモっぽい男が登場するわけで、明らかに夜の酒場の女たちをターゲットにしていた節がある。もちろん自身がその筋の人だから、経験に裏打ちされたリアリティなのでしょう。

背のびして見る海峡を
背のびして見る海峡を山口 洋子

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stars演歌が聴きたくなる作品

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↑そんな古い作品じゃないのに、ほとんど書店で見かけません。古本なり図書館で探してね。

そんな彼女が書いた本書は、中短編三作で成った小説集である。
いずれも自身の体験した回想記的なもので、いわば「実録小説」といったもの。なかでも表題作『背のびして見る海峡を』が秀逸!まずもって、タイトルが素晴らしい。素晴らしすぎる!

ある年代の方ならすぐにピンとくるでしょう。そう、森 進一が歌ったヒット曲でお馴染み。そして、改めてこのフレーズの強烈さに気づかされる。(彼女は何の関与もしてない歌だが、歌詞の冒頭をタイトルに持ってきたのは大正解!)

山口洋子はこの歌について「古めかしい」と書いているが反面、曲全体としての凄みに実作者としての悔しさもにじませている。この歌詞は雑誌「平凡」の募集したもので、補作をなかにし礼が担っている。そして、作曲が猪俣公章である。

その猪俣公章を描いたのがこの作品になる。彼の「情けなさぶり」をこれでもか、というほど書いている。彼との親交がここまで内実に迫れたわけで、もっともその交際ぶりは迷惑以外の何物でもなかったと語る。
だから、これは「腐れ縁」で繋がれたとしか言いようのないものだ。
でも、そんな繋がりこそが、実は一番強力であることを教えてくれる。

追伸~冬美こころの猪俣メロディー
追伸~冬美こころの猪俣メロディー山口洋子 坂本冬美

おすすめ平均
stars少し残念な、編曲・・・

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↑猪俣の秘蔵っ子も、いまや大御所感漂う。

作詞家として猪俣公章と組んでいてもまったく「引き」がなく、むしろマイナス面ばかりだったという。
後に『千曲川』の大ヒットを生むが、それとて山口洋子のために書かれたスコアではなかった。元は星野哲郎の作詞で『笛吹川』という作品のための歌詞で、川中みゆきが歌う予定だったらしい。強引に山口洋子が欲して譲り受けた。(奪った)

本作品には、猪俣公章の良さは一つもでてない。むしろ貶める内容ばかりで、いかに「ダメ人間」だったかが書かれている。迷惑ばかりをかけられた山口洋子の筆は容赦ない。だが、それゆえ逆説的に猪俣公章のチャーミングさが表されている。そして何よりも、ここには「愛」がある。

それも出来の悪い弟や息子にかける肉親の愛情だ。
そして猪俣公章も「甘え」の感情を持っていた様子が伺える。つまりこの小説は猪俣公章の内実を書き綴りながら、賢姉愚弟や母子の物語としても読める。
彼との特殊な関係があればこそ出来上がった実に稀有な作品。
こういう小説、もっと読みたいけどなかなかないだろうな・・・。

特筆すべきは、山口洋子の視点と筆力の見事さであろう。彼女の人間観察力の鋭さは、作家になる以前からすでに充分「夜の世界」で磨かれていた。
そこに読みやすい文章力が備わったのだから、これはもう作家になるべくしてなったとしかいいようがない。いや、おそれいりました。

PS:
本作品には、猪俣門下生の森 進一日吉ミミ、坂本冬美、マルシアも登場する。さほど多くは描かれていないが、「坂本は溺愛していたが、マルシアはそうでもなかった」といったエピソードが面白い。
ただし山口は、坂本について当時も今も声質にピンとこない書いている。
(男性歌手の特質はわかっても同性だと鈍る?)


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↑かなりの寵愛をうけたのでしょうか(笑)。

★山口洋子(ウィキ)



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梅沢富美男

梅沢富美男は、「不遜」である。
それは「自信」からくるもので、身ひとつで生き抜いてきた証でもある。シビアな芸の世界(彼の場合は大衆演劇)で、看板を張ってきたバイタリティはダテじゃないのだ。おそらく、どんな世界でも成功したと思わせる「強さ」が見てとれる。

だから、軟弱なタレントじゃない。彼はあきらかに「芸人」と呼べる人で、「芸NO人」ではない。今はそんなタイプが少ないだけに貴重かもしれない。
基本的には、破天荒型の勝新太郎、横山やすしの系譜に連なる人だが、決定的に前者と違うのは「芸が手段にすぎない」点だろう。

梅沢富美男 全曲集 2011梅沢富美男 全曲集 2011
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 ↑成功要因には彼の声質もあると思う。

夢芝居 (New Version) - 瞬間を止めて - EP ←ダウンロード購入。

つまり最終の目的が「金銭」にあるように思えるのだ。それは大衆演劇というジャンルの持つ性向なのかもしれない。お金のためなら土下座もいとわないし、おべっかだって繰り出せる。
でもそれが彼の場合、ある種、潔さに昇華している感がある。

そもそも、それまで「大衆演劇」は、芸能の中でもほとんど注目されない世界だった。たしかに芸能の原点といえるが、一種独特なものである。それをマスコミにアピールしたのは彼が創始で、その功績は高く現在に続いている。

私は学生時代、大阪の天王寺で見たことがあるが、また見たいとは思わなかった。(←彼の劇団ではない)
実はこの観劇には、お姉系がらみでとても恥ずかしいエピソードがあるのだが、それはまた別の話。(機会があれば書くかも)

芸能界の告白~昭和を彩った大ヒット曲~芸能界の告白~昭和を彩った大ヒット曲~
オムニバス 岩崎良美 新田恵利 平松愛理 加山雄三 紙ふうせん 石野真子 さとう宗幸 石川ひとみ 梅沢富美男 日野美歌

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 ↑クロスオーバーなジャンル。

今は梅沢富美男といっても、ワイドショーのコメンテーターぶりしか知らない人も多いだろう。べらんめえ調で、あけっぴろげなトークから、愉快なセクハラおやじぶりを存分に発揮している。

しかし、彼が「下町の玉三郎」の異名で世間に登場してきた頃は、それはそれは美形な女形でしたね。当時はあまりの綺麗さに驚いた。もし、身近にこんな女性がいたら80%は惹かれただろう。そこに流し目が加わることでさらに確率が上がり、90%なびいたと思う。それほど、艶っぽかった。

なんといっても小椋 佳が楽曲提供した『夢芝居』が決定的だった。彼のイメージそのままの歌詞で大ヒット!なにしろイントロが素晴らしすぎる。
ゾクゾクする期待感を高めて、まさに今ドラマの幕開けという雰囲気だ。

そしてエンディングの、♪恋はいつでも初舞台~ なんて、まさしくそのとおりと納得。もっとも、今の梅沢富美男からすれば手馴れたものだろうけど(笑)。

うーん、思えば随分イメージが変わったものだ(笑)。まあ、当人からすれば一貫してるのだろうけど。

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 ↑実はまったく見てないドラマ・・・。

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牧葉ユミ

正直、まったく欠落しているのが「牧葉ユミ」だ。彼女は昭和46年夏にデビューしたという。しかし、全然覚えてない。その時代なら知っていてもおかしくないのに・・・。まあ、そんな歌手は何人もいて、むしろ全部知っている方がおかしいかもしれないけど。

ただ実際、私と同世代の桜田淳子山口百恵が、「スター誕生」のオーディションで選曲したのが共に牧葉ユミの曲である。(←『見知らぬ世界』は桜田淳子、『回転木馬』は山口百恵が歌った)
それを考えれば世間的には浸透していたのかな、と考えることもできる。
他方、ではなぜ淳子と百恵が彼女の曲を選んだか?

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↑歌謡曲ファンは持つべし!

「歌謡曲名曲名盤ガイド1970‘s」によると、「当時、若い女性が本格的なレッスンを受けなくても歌える曲として牧葉ユミの楽曲は優れていた」といった旨が書かれている。(うまい、言い方だ・・・笑)

ああ、なるほどと納得した。まだカラオケ文化が登場する前で、アマチュアとプロフェッショナルの線が明確に分かれていた時代、たやすく歌える曲が少なかったということか。

それにしても『回転木馬』なんて結構イイ曲だな、と思ったら作曲がベンチャーズだった。うーん、やっぱり私は「ベンチャーズ歌謡」がつくづく好きなんだなと、ここでも納得。そして辿るとデビュー曲『冒険』は加藤和彦/北山修の作品だが、二曲目の『見知らぬ世界』は違う制作陣、三弾目がベンチャーズだから、毎回違うキャストだ。

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↑どうして、かくも私はベンチャーズ歌謡が好きなんだろう?

一貫性がないというか豪華というか。でもそれぞれにイイ曲ではある。しかし、その割りに売れなかったわけで・・・。(だから毎回違う制作陣だったのかな?)
時代的にはアイドル黎明期で、彼女は小柳ルミ子と同じ学年、天地真理の一つ下になる。同時代にこんなトップスターがいるのはたまらんでしょう。

結果的に牧葉ユミは売れなかったが、二人のトップアイドルを生み出したことになる。そして実はもう一人アイドルを、これはダイレクトに生んでいる。

彼女のサイン会に来ていた女の子を、牧葉ユミ自身が直接スカウトした。その女の子は、近藤久美子という名前でデビューする。後の相本久美子である。(←ちなみに近藤久美子デビュー曲の『小さな抵抗』は私的に名曲!)

かくて、三人のアイドルを生んだわけだ。今さらだけど「アイドルの母」という称号をここに授けましょう。当人にすればうれしくないだろうけど。

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↑70年代アイドルも今やおばさん。つくづく歳月の早さをおぼえます。

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★牧葉ユミ(ウィキ)



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