よくぞ毎年、これだけの有名人が亡くなるものだな、となかば関心し寒心しあきれもするが、私もまたその道へ一歩づつ近づいてるわけで「生と死」だけは致し方ないですね。
馴染みのある方々の逝去はしみじみ残念なことですがその分新しい人たちの台頭があって、けれどその「新人」がおじさんの私にはどんどん縁遠く感じられます(笑)。
だから新人の出現の喜びよりも、子供の頃に楽しませてくれた有名人の逝去の方がずっしりと堪える。その比率は今後増すばかりでしょう。「さよならだけが人生」をいやでも実感する年代になったということ。そして、亡くなった方の年齢ばかりに目がいくのもどんなもんだか・・・。
例年、個人的興味からプロレスラーの訃報も載せてきました。でも、2010年はそんな方々があまりにも多くて。この記事はウィキペディアの「2010 訃報」を参考に書いてますが、ことさらウィキはプロレス関係者を取り上げているように感じられます。
ヤマハ・ブラザーズの小鉄、勘太郎コンビ、ジャック・ブリスコ、ジン・キニスキー、ラッシャー木村、アントン・ヘーシンク、エドワード・カーペンティア、キング・イヤウケア、ジョー樋口等々。
昔の男の子にとってプロレスラーはある種、畏敬の存在でした。今と違って「存在感」があったと思うのは、私だけかな?
いずれにしても各界名士の方々の訃報をここで改めて振り返り、重ねてご冥福を申し上げます。
■ご冥福をお祈りいたします。(逝去順/日付は没日)※敬称略 |
『夜が明けたら』ぐらいしか知りませんが時代を彩った方には間違いないでしょう。とくに全共闘世代には印象深い方のように思われます。(←よくわかってないけど)ある意味「孤高」の人だったのかな? | 「一週間ぶりの・・・」の名フレーズはもう国民的合言葉。司会業という存在をここまで輝かした人はいないでしょう。今の芸能界の在り方から彼のような人は今後、現れないでしょう。 | 当時はあまり覚えてないけど近年になって俄然、この人の二曲がお気に入りになりました。たまに聴きたくなって仕方ないほどクセになります。時代劇で言えば「悪役」顔だが、とてもクールな風貌がまた良い。 |
「本物のプロ歌手」というイメージの人。さらにいえばどこかのホテルのディナーショーで見た感じがある。そんな経験ないんだけど。彼女みたいな「本物」を中心とした音楽番組が無くなって久しい・・・。 | 幅広い楽曲を手がけた作詞家。後に石川さゆりでブレークしたが美空ひばりの『真赤な太陽』で世に出てきた。私的には千賀かほる『真夜中のギター』が忘れがたい。ラストランを果たした。 | ドリフ世代だが、クレージー世代の末端の身でもある立場として「淋しい」の一語。才あふれる人だった。最後まで現役感があって、一貫して芸能界の芯から外れてないのは特筆に値する! |
水前寺清子の「人生応援ソング」がそのまま彼の信条であるように思える。つまり暖かい人。渥美 清『男はつらいよ』の主題歌なんていつ聴いても心にしみる・・・。奇しくもどっちも「清」の字がつくが、まさにそんな作詞家だったんだな。 | まだまだ若いのに・・・。ロスインディオスと『別れても好きな人』で世に出てきたときから「大人」イメージがあった。菅原洋一との『アマン』も大人の歌。それにしてもどちらも似合いのカップルに思えないのが絶妙か微妙なハズシ方。 | 生「鉄也」に触れた身としては、後悔も含めて懐かしさもある。奥様の介助姿から、まさに二人三脚で頑張っていた印象が強い。高山市には一時期、毎週のように通っていたっけ。「ああ奥飛騨に雨が降る・・・」 |
他にも次の方々が旅立れました。
●田の中勇(1/13・77歳) 鬼太郎でお馴染み目玉オヤジの声優。
●ミッキー安川(1/18・76歳) 本業がよくわからない怪しげな印象がある。よく怒ってたなぁ。
●JDサリンジャー(1/27・90歳)ああ、90歳だったんだ・・・。
●夏 夕介(1/27・59歳) 「特捜」の叶刑事。「愛と誠」の太賀誠。元はオックスのメンバー。
●立松和平(2/8・62歳) 実は一作も読んだことありません・・・。
●藤田まこと(2/17・76歳) 「てなもんや」から「主水」、「はぐれ刑事」までなんと多数のヒット作か。
●南方英二(2/26・77歳) チャンバラトリオ。リーダーじゃないけど、リーダーらしかった。
●ピーター・グレイブス(3/14・83歳) 「おはようフェルプス君・・・」でお馴染みでした。
●金 嬉老(3/26・81歳) メディア型犯罪の始祖に近い犯人。だから「キンキロウ」という名は覚えてる。
●井上ひさし(4/9・75歳) 「ブンとフン」や「ドン松五郎~」なんて昔、読んだなぁ・・。
●佐藤 慶(5/2・81歳) 非情でクールな印象。でも、80オーバーだったんだ。
●パク・ヨンハ(6/30・32歳) 優しい笑顔で好感度バツグン!それだけに自死は衝撃でした。
●つかこうへい(7/10・62歳) 独特のレトリックで書かれた一連の作はとても面白かった。
●石井好子(7/17・87歳) 馴染み薄いけど、シャンソンの第一人者。エッセイも書かれた。
●早乙女 愛(7/20・51歳) うーん。一時期、好きでした。改めて記事、書くかも・・・。
●園 佳也子(7/27・80歳) 意地の悪い女中役イメージ。もちろん「細うで繁盛記」のせいです。
●梨本 勝(8/21・65歳) 芸能レポーターという職業を確立したことはいうまでもありません。
●小林桂樹(9/16・86歳) 「社長シリーズ」で右往左往させられていたっけ。
●池内淳子(9/26・76歳) 黒柳徹子が小学校(トモエ学園)の同級生だったのを知りました。
●大沢啓二(10/7・78歳) 親分は最後までメディアに出ていたから現役度高し。
●池部 良(10/8・92歳) 天下の二枚目、らしかったけどあまり印象ない。ただ90オーバーとは。
●みやわき心太郎(10/8・67歳)心象を描く作風の漫画家。まだ若いのに・・・。
●野沢那智(10/30・72歳) 「パックイン」は聞いてない。ドロンの声優の印象が強い。
●西崎義展(11/7・75歳) ヤマトの名物プロデューサー。この人の声を聞くの好きでした。
●正司玲児(12/10・71歳) ああ、居たなこの人。久しく見てないので・・・。
●高峰秀子(12/28・86歳) 天下の大女優。エッセイストとしての評価も高かった。これから読みます。
「遅れてきた」私は、近年CSで「特捜最前線」を集中して見ているせいか夏 夕介の死は残念でなりません。早乙女 愛もデビュー期にたちまち惹かれ、これほど役に合った人はいない!と思ってました。(TV版の池上季実子は、これほど合ってない配役はないと思っていたっけ)
私にとって小林桂樹という役者は不思議な人で、好きな作品の主役をよく務めていた。「江分利満氏の優雅な生活」や「血族」(共に原作者は山口 瞳)などがそうで「社長シリーズ」同様、平々凡々たる一般人役だ。反面、「裸の大将」も演じている。世代的には上に属する人だが、なぜか印象深い。
西崎プロデューサーは毀誉褒貶の人だけど、深夜ラジオでの低音の魅力が忘れがたい。心地よく眠りに入っていけた(笑)。その意味でたしかにある種の魅力を持った人だったんでしょう。
高峰秀子は私世代では馴染み薄いけど、一時代を彩った方。子役から大成した女優として唯一といっていい存在。実は最近、興味をひかれていた矢先でした。「俳優業をやめるのになんの未練もなかった」とどこかで読んだから。
かくしてこの企画記事も今回で5回目。以前亡くなった方も過去記事にあるので、たまに思い出して振り返ったりしてます。なんでも忘れがちな私には、私的メモみたいなもの。不謹慎なんて言わないで・・・。
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あけまして・・・
昨年は〆のコメントも書けず申し訳ありませんでした。
皆様からいただいたコメントはしっかり拝読させていただいてますが、
返信もできずこれまたすいません。
とにかく記事をUPするのが努めと思い、しかしその記事すら満足に書けてません。
それでもせっかく作ったブログ。閉鎖だけは避けたいと思ってます。
なんといっても、これまで多大で貴重なコメントを頂いてます。
それを私一存の気持ちで閉じるなんてことできません。
これからも細~く、長~く続けたいと新年に固く誓うメロオでありました。
どうぞ、今年もよろしく!
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